STAFF'S VOICE

スタッフの声

課長職4名(後半)

【第1工場】レー・ヴァン・ティン(2016年6月入社)
【第2工場】木下 侑哉(2012年8月入社)
【第3工場】尾崎 貴浩(2016年8月入社)
【営業 / 第4工場】中江 久弥(2009年4月入社)

高い良品率を維持する取り組みについて

──99.69% という高い良品率を誇っています。これを維持するための研修や、社内制度があればお聞かせください。

《尾崎》研修制度には、工程ごとにしっかりとした手順書があります。
新入社員に対しては、まず初めにオリエンテーションを行い、手順書をつかって早速OJTを実施します。
当然、最初はシンプルな製品や、プログラム管理で品質が保証されている製品からのスタートです。先輩指導員がマンツーマンで指導し、細かなチェックを行います。
また、実習日誌をつけており、新入社員のできること・できないことが把握できるようになっています。

《中江》良品率アップのためのベースとなるのは、「図面の理解度のアップ」です。
不良品が生まれてしまう理由のほとんどは、図面に込められた情報の「見落とし」ですので、細かな情報を読み解き、見落とさないための理解力を鍛えるトレーニングは、課長が目を光らせることで日々行われています。

《木下》第2工場で行っている溶接は、機械よりも人間の技術に頼る割合が大きいですね。ここでも、中江が言うように「図面の理解度のアップ」に取り組んでいます。
溶接工程でミスが生じてしまうと、板金加工からやり直しになってしまうので、リスクが大きいのです。だからこそ、情報の見落としがないようにしっかりと理解力の向上に努めています。

また、社内でのOJTだけでなく、社外から熟練の溶接技術者を招き、指導者として研修や技術試験を実施してもらうこともあります。
溶接後の製品の強度など、厳格なテストが行われていますが、全員が合格しています。

《尾崎》第3工場では、ベテランによる検査工程があります。何か問題があれば製造を止め、原因を突き止めたうえで、必ずやり直しています。
組立を行う第4工場に、不良品が送られないようになっているのです。

《ティン》一方で、第1工場で行っている板金加工は、ほぼ全てのプロセスを機械が行っています。
担当者はマシンオペレーターとも言えますね。「機械がパートナー」という意識で、技術者はスケジュールに注意をはらい、決められたことを粛々と実行しています。
第1工場で問題が生じた場合はすべての工程が止まってしまうので、慎重になりますね。

社内の雰囲気について

──以前取材させていただいた際、皆さん明るくイキイキと仕事をされている印象を受けました。そのムード作りのために、会社や管理職が心がけていることはありますか?

《尾崎》弊社は、社員の約半数が外国人(現在はほとんどベトナム人)なんです。年齢も20代・30代の社員が多く、明るい性格の方が多いので、自然と会社全体の雰囲気も明るくなっているのではないでしょうか。

第3工場は、若いベトナム人が塗装を、ベテランの日本人が検査を担当している環境なのですが、ベテランの社員はベトナム人の仲間が好きなようですね。無邪気で明るくて、自分の子供や孫のように感じているのかもしれないです。

《中江》当社の外国人社員はみんな明るいですね。朝から元気に、気持ちの良い挨拶をしてくれますよ。外国人の採用を始めてから、社内全体が明るくなったと思います。
つまり、明るい雰囲気をつくるために私たち管理職がやっていることは特にないといえます。自然に明るい雰囲気が作られています。

この先の長谷金属の展望は

──この先も長谷金属で働いていく上で、皆さんが思い描いている展望などがあれば、教えてください。

《ティン》会社が大きくなれば、社員も多くなります。外国人も増えていくことでしょう。
自分がもっと率先して日本語を学び、今後入社してくる外国人の手本になりたいと思っています。
自分の成長を、会社全体の成長へと繋げられるような社員になりたいです。

《木下》作る製品は毎日違っていても、溶接という意味では同じルーティンの繰り返しです。ですが、それだけだと面白くないですよね。
新しいことに挑戦しようとする社風なので、その勢いに乗っていきたいです。まずは自分が誰よりも技術を身に着けて、みんなに教えていく立場でありたいですし、そうやって会社に貢献していきたいと考えています。

《尾崎》外国人採用の実績は、今はベトナム・ネパールの2国のみですが、将来的にはもっと多くの国から採用することになっていくと思います。
様々な国の文化と繋がりながら、会社全体でより良いムードづくりができるよう、自分がパイプ役になっていきたいと思っています。

《中江》将来的に、会社は100億円企業を目指しています。現在の規模(8.4億円)から考えると飛躍的な成長のような気もしますが、決して不可能なことではありません。木下の言葉にも「挑戦」とありましたし、会社は今後も挑戦し続ける姿勢を貫きたいと思っています。
社名に「金属」がついているからといって、金属加工だけにとどまる必要はないです。世の中に必要とされる様々なサービスを提供していくことで、会社も大きく成長していけるのですから。

売上目標を愚直に追いかけ、毎年毎年、それを達成する。日々、その積み重ねです。
社員も順調に増やし、いずれは100人体制、やがて売上100億円企業へ。

この先、100人・100億円企業になっても、現在のようなダイバーシティでチャレンジングな精神を忘れない会社でありたいと、私たちは考えています